2012年01月13日

空中都市ラパス!(ボリビア・1月号)

佐賀のみなさん、明けましておめでとうございますfuji

今年の日本の冬は寒いそうですが、
地球の反対側、ここボリビア亜熱帯地域は『焼ける』
を通り越して『焦げる』暑さangryが続いています

じりじりと照りつくではなく、
ジュージューと焦げ付く天気。

オゾンホールでも開いてるんじゃない
かと思いながら、こんな天気じゃ確かに
誰も仕事なんかしたくなくなるのも仕方ない事・・・wobbly
と言ったら負けですねsweat01

今年も気合い入れて活動しますrockimpact

さてさて、ついに帰国の年になりました。

残り活動期間70日弱です。

めちゃくちゃ早く感じていますが、
協力隊応募を決意したのが25歳の時、
田舎の組織の役が終わるのを待ちながら勉強を続け、
26になってすぐ応募して訓練を受け27で派遣、
ボリビアで2年間過ごして帰国する時は29歳。

数えてみれば活動自体は2年間とはいえ、
とても長い期間です。
好き勝手やっていた25歳の頃とは考え方も少し変わり、
現在はそろそろ身を固めたいなと思うほどにまでなってしました。

協力隊生活を通して変わったのか、
単に年を重ねたjapanesetea結果なのか。
いずれにしろ長かった協力隊生活も後僅かで終わろうとしています。

今回は最近訪ねる機会の多いボリビアの事実上の首都、
ラパスについて少しご紹介しますね


アルティプラーノと呼ばれる標高4000m程の
広大な台地にぽっかりと空いた谷、

と言ってもそれでも富士山ほどの標高3600mの
土地にある人口85万人(佐賀県の人口と同じくらい。
隣町エル・アルトを含めた首都圏人口は約200万人)程の都市、
それがラパスです。

この不思議な町ラパスはまさに雲上の空中都市
空中都市ラパス!(ボリビア・1月号)
(ラパスの街並み全景)

標高が高いため照りつく日差しはとても厳しく、
緯度的には熱帯地域に属する位置にあるにもかかわらず
氷点下になる事もしばしば。

気圧が低く沸点が低い為カップラーメンやパスタがおいしく作れず、
圧力鍋でないとご飯もおいしく炊けません。
熱々のコーヒーcafeやお茶japaneseteaも楽しめません。

そして恐ろしいのが高山病。

年齢、体力に関わらず発症するこの症状は、
慣れる人はすぐ収まりますが慣れない人にはとても苦しい症状です。

私も初めてラパスに行った時に発症し、
訳も分からないまま気絶してしまいました^^;
空中都市ラパス!(ボリビア・1月号)
(高山病はつらい)
空中都市ラパス!(ボリビア・1月号)
(酸素ボンベ)

こんな過酷な土地ですから、
そこに住む人も競って標高が低い谷底に集まります。
その為高所得者は谷底に、
低所得者は高い山壁に住みつくという普通の土地と逆の現象が起きています。
空中都市ラパス!(ボリビア・1月号)
(山壁をよく見ると…)

さらに最近は増え続けた人口が谷内に収まりきれなくなったため、
アルティプラーノの台地に100万人以上の人々が住んでいます。
空中都市ラパス!(ボリビア・1月号)
(びっしりと建ち並んだ家、家、そして家・・・)

なぜこのような土地に人が集まるのか。
空中都市ラパス!(ボリビア・1月号)
(ラパスの街並み)

歴史をひもとけばちゃんとした理由がありますが、
それを別としてもこの土地の不思議な魅力は人を寄せ付ける魔力があるのではと時々感じてしまいます。


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