2011年02月07日
ニカラグアからボランティア活動紹介!
みなさん、こんにちは
今日は、なんと、日本の裏側、中南米ニカラグアから、佐賀市在住の山下優子さんからのお便りが届いているのでご紹介します
山下さんはニカラグアのジョン・F・ケネディ小学校に小学校教諭として昨年6月に派遣されました。
派遣されて半年経つ今、ニカラグアではどんな活動をされているのでしょうか!?
ではごゆっくりお読みください~
佐賀県の皆さん、こんにちは。
青年海外協力隊22年度1次隊の山下優子と申します。
現在、私はニカラグア共和国という国で小学校教諭として活動をしています。
ニカラグアは中米のほぼ真ん中に位置し、北西はホンジュラス、南はコスタリカと国境を接し、東はカリブ海、南西は太平洋に面しています。人口は5,743,000人(2008年度)で、全土が熱帯性の気候に属しています。季節は2つに分かれ、雨季が5月から10月、乾季が11月から4月です。
私の任地は、首都のマナグアからバスで1時間半程行ったレオン県レオン市(太平洋側)という所です。
レオン市は、第2の都市であり、1851年まで、200年以上の間ニカラグアの首都でもありました。
中心にある公園には中米最大のカテドラル(=大聖堂)があります。
余談ですが、レオンとはライオンという意味で、いたるところにライオンの像があります。
もちろんカテドラル内外にもライオンの像はあります。
また、郊外には世界遺産にも登録されているレオン・ビエホ(=火山の噴火によって廃墟となったスペイン人によって作られた植民地都市の遺跡)もあります。
私は、ニカラグア人の家庭にホームステイしながら楽しく生活しています。
私のニカラグアでの生活は7ヶ月がたちました。
配属先のジョン・F・ケネディー小学校では、主に算数の授業を主体に協力活動を行っています。
毎日、大好きな子どもたちからたくさんの元気をもらっています!!
そして、1日1日が過ぎるのが大変早く感じます。
11月には、エルサルバドルで行われた算数の中米地域研修会に同僚の教師と一緒に参加し、この経験を踏まえ、私の学校で教師たちに算数の教材・教具の研修会を行いました。
ニカラグアの大きな社会問題の一つに、13~15歳の妊娠率が非常に高いという問題があります。
そこで私は「何ができるのだろうか?」と考え、卒業していく6年生に対し、助産師隊員と共同で性教育の授業をしました。
この国では、小学校でも留年制度があり6年生とはいっても15・16歳の子もいます。
そのため、次回は性感染症も兼ねて授業を行いたいです。
今後は、配属先の小学校や近隣の小学校の教員に対し多くの算数研修会を行って行きたいです。
それから、町のいたるところにゴミが落ちているのでゴミ拾い運動を地域住民と行いたいと思います。
それに合わせて、同校の授業でも環境授業も行いたいとも考えています。
それから、ニカラグア内で催した日本文化紹介の中で書吟(書道のパフォーマンス)もしました。
ニカラグアでも、私の大好きな書道を紹介することができて大変嬉しかったです!!
また、私は幼い頃から書道を学んでおり佐賀北高等学校芸術コース書道科で本格的に書道を学び、大学・大学院は佐賀大学で書写・書道の研究をしてきました。
「書道家」山下優雲としても書道の楽しさをニカラグアに広めていきたいです。
ここで、少し食べ物の紹介をしたいと思います。
ニカラグア人は、ガジョピントという豆ごはんをよく食べます。
日本でいう赤飯のようなごはんです。
作り方は、白米と豆と玉葱やピーマン、にんにく等を油・水・塩で炊き込みます。
ニカラグアでは、普通のごはん(=日本でいう白いごはん)も野菜・油・水・塩と一緒に炊き込みます。かなり油っこいです。
ニカラグア人は朝と夜はパン等で軽く済ませ(人によっては夜は食べません)。
昼に、ごはんや肉等をしっかり食べます。
写真は、ある日の食事風景です。ガジョピント・チーズをかけた挽肉の卵とじ(とうもろこし粉のトルテージャ入り)・アボガドサラダです。手作りジュースは、ハマイカジュースといって花のジュースです。
最後に、ニカラグアの伝統衣装を着た子どもたちです。
いかがでしたか?
子ども達、カワイイですよね~
約半年が過ぎて、少しずつ軌道に乗っている様子がうかがえました。
その分問題もたくさん見えてきて、でも、思い通りにいかなかったり…色々と、悩み、ぶつかることも多いのではないかと思います
ほんと、体調には気をつけて、引き続き活動がんばってくださいね!
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