2010年09月29日
インドネシアだより
すっかり秋らしく寒くなってきましたね
今日はそんな寒さしらずのインドネシアからお便りが届いています
太良町出身の野田暁子さん、ちょうど派遣されて1年とちょっと経過しましたが、どんな土地で、どんな活動をしているのでしょうか?
子どもたちの写真もとってもかわいらしいです
それではお読みください

佐賀の皆様、初めまして。
私は、去年の6月にインドネシアに派遣され、理数科教師として活動しています。
インドネシアは1万8千以上もの島から構成される島国であり、人口は日本の約2倍、土地面積は約5倍になります。
その人口の6割が集中しているというジャワ島に私は住んでいます。
公用語はインドネシア語。私の任地ではジャワ語が地域の言葉として根付いています。
活動先は、ジョグジャカルタ特別州の南に位置するイモギリ第一中学校です。
生徒数約650人、教職員数約50人、うち理科教員6人、数学教員4人で、インドネシアでは普通規模の学校です。ジョグジャカルタはボロブドゥールやプランバナンといった世界遺産で有名な所でもありますが、イモギリは、有名な王家のお墓がいくつかあり、神聖な場所といった感じでしょうか。ジョグジャカルタ市内から、バスを乗り継いで1時間半くらいで行くことができます。
イモギリの町は、田んぼが広がり、人々も穏やか。
私ののんびりした性格にあったところです。
2006年の中部ジャワ地震の時、被害が大きかった地域で、任地の学校の再建も含め日本の無償資金援助やボランティアが入った所であり、人々はとても親日的です。
また、終戦前に日本の統治下にあったインドネシア。イモギリのこの地にも、日本軍が入ったらしく、お年寄りと話す時は、よくこの話題がでます。少し日本語を覚えている人も。
下の写真はイギモリの朝の風景です。

近所のいたずら好きの子どもたち!かわいい!

さて、活動内容です。
職種は理数科教師で、主に理科教育に携わっています。
理科の先生と一緒に理科の授業改善、実験室の整備、地区勉強会への参加と助言などを行っています。新規の派遣でしたので、最初は私も任地先の先生方も、協力隊の存在に何をしたらよいのかとまどい、活動がはっきりしない時期がありました。
私はとにかく、インドネシアの理科教育の現状と問題点の把握に努めることにしました。
ここイモギリ第一中学校は、イモギリ地区のリードとなるモデル校。他の学校よりは教室や実験器具も揃っています。しかし、その利用や教育方法は残念ながらまだ十分ではないように感じます。私自身のものさしで測るのではなく、現地の色んな先生方の意見を聞きながら、理科教育の改善に努めていこうと思うようになりました。
現在は、担当の理科の先生(カウンターパート)の授業を半分ずつ受け持ち、理科の授業がどうしたら良くなるか、相談したりお互いに学び合うような形をとって活動しています。インドネシアの子どもたちに合う教育を考え、試行錯誤しながら、理科を教えています。
下の写真はカウンターパートの授業です。机間巡視をし、生徒の様子を見ている様子です。

授業の一場面;水圧の性質を調べる実験の説明中
インドネシア人の約9割はイスラム教徒です。
任地先でもほとんどの生徒はイスラム教徒。学校のスケジュールもイスラムの行事に左右されます。
朝は7時から授業開始。1,2,3,4時限目を連続して受け、その後の休み時間はお祈りします。また5,6,7時限目の授業を受けると、また休み時間はお祈りの時間。忙しい子供たち。それでも、元気に無邪気に授業に参加する子供たち。かわいくてしかたがありません。(最後の授業8限目はさすがに疲れ気味ですが…)
最近の授業で気づいたことがありました。「ここの部屋の温度は平均何度くらいか知ってる?」と聞いたところ、子供たちは「10度!」「20度!」「30度!」などと、答えはバラバラ。「平均32-33度くらいだよ」というと、初めて知ったようでした。インドネシアの気候は一年中暑いです。天気も晴れか雨。天気予報こそあれ、ほとんど見ないようです。温度の感覚、天候の変化には、関心がうすい子ども達。しかし、日本の「雪」には異常に関心を示します。また、0度以下の気候もある、すなわち普通の水が凍るぐらいの気温が実際にあることにも、大変驚いているようでした。数字は知っているけど、それが自然の現象をイメージすることつながってないのですね。
こういう授業のやりとりから初めて知る、インドネシア人の感覚や小学生からの予備知識も多いです。子供達のことばもよく聞いて、どこからでも常に学ぶ姿勢を持ち、楽しく活動していきたいと思います。

授業の一場面;水の増減から石の体積を求める実験。単純な実験だけど、よく話し合う子どもたち

今日はそんな寒さしらずのインドネシアからお便りが届いています

太良町出身の野田暁子さん、ちょうど派遣されて1年とちょっと経過しましたが、どんな土地で、どんな活動をしているのでしょうか?
子どもたちの写真もとってもかわいらしいです



佐賀の皆様、初めまして。
私は、去年の6月にインドネシアに派遣され、理数科教師として活動しています。
インドネシアは1万8千以上もの島から構成される島国であり、人口は日本の約2倍、土地面積は約5倍になります。
その人口の6割が集中しているというジャワ島に私は住んでいます。
公用語はインドネシア語。私の任地ではジャワ語が地域の言葉として根付いています。
活動先は、ジョグジャカルタ特別州の南に位置するイモギリ第一中学校です。
生徒数約650人、教職員数約50人、うち理科教員6人、数学教員4人で、インドネシアでは普通規模の学校です。ジョグジャカルタはボロブドゥールやプランバナンといった世界遺産で有名な所でもありますが、イモギリは、有名な王家のお墓がいくつかあり、神聖な場所といった感じでしょうか。ジョグジャカルタ市内から、バスを乗り継いで1時間半くらいで行くことができます。
イモギリの町は、田んぼが広がり、人々も穏やか。
私ののんびりした性格にあったところです。
2006年の中部ジャワ地震の時、被害が大きかった地域で、任地の学校の再建も含め日本の無償資金援助やボランティアが入った所であり、人々はとても親日的です。
また、終戦前に日本の統治下にあったインドネシア。イモギリのこの地にも、日本軍が入ったらしく、お年寄りと話す時は、よくこの話題がでます。少し日本語を覚えている人も。
下の写真はイギモリの朝の風景です。

近所のいたずら好きの子どもたち!かわいい!

さて、活動内容です。
職種は理数科教師で、主に理科教育に携わっています。
理科の先生と一緒に理科の授業改善、実験室の整備、地区勉強会への参加と助言などを行っています。新規の派遣でしたので、最初は私も任地先の先生方も、協力隊の存在に何をしたらよいのかとまどい、活動がはっきりしない時期がありました。
私はとにかく、インドネシアの理科教育の現状と問題点の把握に努めることにしました。
ここイモギリ第一中学校は、イモギリ地区のリードとなるモデル校。他の学校よりは教室や実験器具も揃っています。しかし、その利用や教育方法は残念ながらまだ十分ではないように感じます。私自身のものさしで測るのではなく、現地の色んな先生方の意見を聞きながら、理科教育の改善に努めていこうと思うようになりました。
現在は、担当の理科の先生(カウンターパート)の授業を半分ずつ受け持ち、理科の授業がどうしたら良くなるか、相談したりお互いに学び合うような形をとって活動しています。インドネシアの子どもたちに合う教育を考え、試行錯誤しながら、理科を教えています。
下の写真はカウンターパートの授業です。机間巡視をし、生徒の様子を見ている様子です。

授業の一場面;水圧の性質を調べる実験の説明中

インドネシア人の約9割はイスラム教徒です。
任地先でもほとんどの生徒はイスラム教徒。学校のスケジュールもイスラムの行事に左右されます。
朝は7時から授業開始。1,2,3,4時限目を連続して受け、その後の休み時間はお祈りします。また5,6,7時限目の授業を受けると、また休み時間はお祈りの時間。忙しい子供たち。それでも、元気に無邪気に授業に参加する子供たち。かわいくてしかたがありません。(最後の授業8限目はさすがに疲れ気味ですが…)
最近の授業で気づいたことがありました。「ここの部屋の温度は平均何度くらいか知ってる?」と聞いたところ、子供たちは「10度!」「20度!」「30度!」などと、答えはバラバラ。「平均32-33度くらいだよ」というと、初めて知ったようでした。インドネシアの気候は一年中暑いです。天気も晴れか雨。天気予報こそあれ、ほとんど見ないようです。温度の感覚、天候の変化には、関心がうすい子ども達。しかし、日本の「雪」には異常に関心を示します。また、0度以下の気候もある、すなわち普通の水が凍るぐらいの気温が実際にあることにも、大変驚いているようでした。数字は知っているけど、それが自然の現象をイメージすることつながってないのですね。
こういう授業のやりとりから初めて知る、インドネシア人の感覚や小学生からの予備知識も多いです。子供達のことばもよく聞いて、どこからでも常に学ぶ姿勢を持ち、楽しく活動していきたいと思います。

授業の一場面;水の増減から石の体積を求める実験。単純な実験だけど、よく話し合う子どもたち